友達に無理矢理連れて行かれたクラブに行ってみようと思った。私ひとりで。
OLを続けて5年目に入った頃、私は毎日飽きもせず同じ事をする仕事内容に嫌気が差していた。

その日は金曜日で毎日のつまらない業務に疲れ刺激が欲しく、人生で数回友達に無理矢理連れて行かれたクラブに行ってみようと思った。 一人で。
家に帰り、最近買ったお気に入りの服を着てアクセサリーを付ける。 念の為可愛い下着もつけた。

いざクラブに行ってみると、うるさい音楽にキラキラした光の下で踊る人、やっぱり自分には向いてないなと思い1人で静かに飲んでいた。
その時、見るからに若そうなグループが話しかけてきた。

「お姉さん1人で来たの?」
こういうことに慣れてない私は 「うん」 としか返せなかった。
その中の1人の男の子が 「いきなり声をかけてすいません。 びっくりしましたよね」と微笑んできた。
「いえ、私こそ愛想のない返事でごめんなさい」

彼は他の男の子達とは違って落ち着いていて、丁寧に話す。クラブっぽくない人。
その男の子が皆を連れてすいませんと言いながら帰って行く姿を見て、カッコいい人だなと思った。

アルコールも回ってきて気持ちよくなってきた頃、ちょうどトイレから出てきた時にあのカッコいい男の子に会った。

「偶然ですね」
「だいぶ酔ってそうだけど大丈夫ですか?」

いつもなら大丈夫ですと言うところ。

「ふらふらして大丈夫じゃないので介抱して下さい」と言っていた。

私は全然大丈夫ではなかった。


その後の事はあまり記憶に残ってないけど、起きた時には彼の部屋らしきとこで寝ていた。
昨日の事を思い出そうとするがクラブの記憶しか残っていない。
まだ寝ている彼の寝顔は可愛くて癒された。
テーブルの上には水や封を切った頭痛止めの薬などが置かれている。
部屋を見回しているうちに彼が起きた。

「おはよう」「具合はもう良くなった?」
昨日の私は途中で具合が悪くなったみたいだ。
「迷惑かけてごめんね、もう大丈夫」

彼はまた微笑んで「なら良かった」 と言った。
朝ご飯を私に作りたいと言い、寝起きなのに朝から味噌汁とごはん 卵焼き、ソーセージを作ってくれた。
お酒が入った体に味噌汁が染み渡っていくのが良く分かる。
ちゃんとした朝食を食べたのはいつぶりだろうか。

「美味しい」 と言うと彼は照れたように 「また作るよ」と言ってくれた。


彼と連絡先を交換して LINEや電話もして3回目に遊んだ時に、彼に告白された。
私は嬉しくてニコニコしながら 「私も好きだよ」と言った。

年下なのに私より落ち着いていて内面も外見も物凄く素敵な彼。
そんな彼は今でも私の隣にいる。

出会ってくれてありがとうね。年下くん。
私はもう大丈夫だよ。
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