ごめんなさい。お父さんお母さん 彼女がいる話は、全部嘘なんです
ごめんなさい。お父さん、お母さん。
今あなた達に話している僕の彼女の話、同じ大学で、同じ年で、可愛い女の子。
全部作り話です。それ、全部嘘なんです。
自分でもいつ自覚したかは覚えてないけど、
気が付いたら女の子とどうこうしたいっていう選択肢は端からなくなっていました。
小さい頃から女の子を見るより同性に目がいっていたから、まあそういうことなんだと思います。
高校までは、自覚があるかどうかも自分の中で曖昧にして、考えないようにしていました。
大学で一人暮らしを始めて、なんとなく寂しいなって思って、マッチングアプリを始めたのがきっかけで、東京にいる社会人と遠距離でお付き合いをしてもう1年半になります。
今までずっと「地元が好きだから就職も地元でするよ」って言い続けてきた息子がいきなり「上京したい」って言い出して、戸惑っていると思います。
「好きな人がいるんだよね」
「大学で出会った人」
「同じ年のかわいい彼女」
自分でも、よくこんな嘘つけるなって笑えちゃいます。
「アプリで出会って」
「年も離れた男の人」
ね。なにもかも真反対。
「あんたはかわいいお嫁さんをもらって、きっと男の子女の子2人子供ができるよ。それを見れたらもういつでも死ねるわ〜」
悪気もない、なんとなくのそういう会話に、僕は毎回動悸が止まらなくなっていました。
そんなこと言われたら隠し通すしかないと思いました。
僕だってあなた達の悲しい顔なんて見たくないし、
期待に応えたいし、いい子でありたいって思うのは当然のことだと思っています。
なので僕は、墓場まで持って行くことを決意しました。
ごめんなさい。
孫の顔は見せてあげられない。
かわいいお嫁さんと一緒に旅行には連れていってあげられない。
うちの家系を継いであげられない。
なによりずっと嘘をつき続けないといけない。
それが一番情けないし、辛いです。
お父さんお母さん、本当にごめんなさい。
ただ、今、僕はこの人といられて、とっても幸せだと感じています。
彼はとても大切に思っていますし、してくれてます。
将来のことも話をしています。
僕は死ぬまで理想の誰かであり続けなきゃいけないのでしょうか。
ありのままの僕は強く生きるしかないのでしょうか。
彼と普通に生きる道はないのでしょうか。
どうか変に勘付かないで下さい。
今あなた達に話している僕の彼女の話、同じ大学で、同じ年で、可愛い女の子。
全部作り話です。それ、全部嘘なんです。
自分でもいつ自覚したかは覚えてないけど、
気が付いたら女の子とどうこうしたいっていう選択肢は端からなくなっていました。
小さい頃から女の子を見るより同性に目がいっていたから、まあそういうことなんだと思います。
高校までは、自覚があるかどうかも自分の中で曖昧にして、考えないようにしていました。
大学で一人暮らしを始めて、なんとなく寂しいなって思って、マッチングアプリを始めたのがきっかけで、東京にいる社会人と遠距離でお付き合いをしてもう1年半になります。
今までずっと「地元が好きだから就職も地元でするよ」って言い続けてきた息子がいきなり「上京したい」って言い出して、戸惑っていると思います。
「好きな人がいるんだよね」
「大学で出会った人」
「同じ年のかわいい彼女」
自分でも、よくこんな嘘つけるなって笑えちゃいます。
「アプリで出会って」
「年も離れた男の人」
ね。なにもかも真反対。
「あんたはかわいいお嫁さんをもらって、きっと男の子女の子2人子供ができるよ。それを見れたらもういつでも死ねるわ〜」
悪気もない、なんとなくのそういう会話に、僕は毎回動悸が止まらなくなっていました。
そんなこと言われたら隠し通すしかないと思いました。
僕だってあなた達の悲しい顔なんて見たくないし、
期待に応えたいし、いい子でありたいって思うのは当然のことだと思っています。
なので僕は、墓場まで持って行くことを決意しました。
ごめんなさい。
孫の顔は見せてあげられない。
かわいいお嫁さんと一緒に旅行には連れていってあげられない。
うちの家系を継いであげられない。
なによりずっと嘘をつき続けないといけない。
それが一番情けないし、辛いです。
お父さんお母さん、本当にごめんなさい。
ただ、今、僕はこの人といられて、とっても幸せだと感じています。
彼はとても大切に思っていますし、してくれてます。
将来のことも話をしています。
僕は死ぬまで理想の誰かであり続けなきゃいけないのでしょうか。
ありのままの僕は強く生きるしかないのでしょうか。
彼と普通に生きる道はないのでしょうか。
どうか変に勘付かないで下さい。