今度は君が「もう十分」って言いたくなるくらいに幸せにさせてください。
初恋は高校時代の野球部で。
マネージャーだから恋愛なんて、と思いは伝えなかった。
初体験とファーストキスは大学生で。
部活の先輩に弄ばれてファーストキスも処女も奪われた。
初めてできた彼氏ができたのはその後で。
浮気をされ、捨てられた。2週間後には新しい彼女を作っていた。
その次にできた彼氏はとてもいい人で。
でも社会人になり、遠距離になると、彼は浮気をして別の女の子のところへ行った。
その後も散々だった。傷つくたびにどうでもいいと思っていたし、よくある話だろうと思っていた。
よくある価値の薄い大事にされない女の話。
私を必要とする男の人なんて、身体目当てなだけだと思っていたから、男の人との関わり方はとても軽々しくヤレるようなアプリで只々心の隙間を埋めるだけ。
寂しかった。でもどこかで踏ん切りがついて私も彼らのようになってしまった。
一回やったらそれっきり。
付き合えたとしても、心からは信じない。やりたいから付き合うとか言っただけ。
どうせすぐ終わる関係。
「...好き、いやほんとに」
お酒も強いはずなのにあの日の夜だけ、性格だけは昭和の男くさい貴方は、酔った勢いでしか言えないけど、一晩飲んだだけだけど、好きだと言ってくれた。
歳下のはずなのにしっかりしていて、話し上手な上に聞き上手。人見知りだってしない貴方。
あのアプリから出会う男らしからぬ風貌の貴方。
そんなバカな話あるわけがないと思い、冗談でしょと流した。
貴方とは飲んでるだけでも面白かったから飲みの誘いは断らなかった。
そしたら、また告白してしてきてくれた。
...本当は私も気になっていた。
屈託のない笑顔と大きな背中、綺麗な純粋そうな目、話す時はいつも身体ごと私の方を向いていた。
何度目かの健全なだけの飲み会。
私も少し酔った勢いで、実は会った時から気になっている。と伝えた。
瞬間、抱きしめられた。
なんでもっと早く言ってくれなかったのかと耳元でいいながら。
あれから数ヶ月、まだ日は浅いけど毎日涙が出るくらいに幸せにしてもらっている。
私の行きたいところにも連れて行ってくれて、一緒に楽しんでくれ、貴方の趣味が私の趣味になった。
初めて彼氏という特別な関係の男の人の友人や知人に彼女だと紹介された。
お互いの家族にも会うことができた。
貴方は思いっきり抱きしめてくれる。
力いっぱいに抱きしめてくれて、時には持ち上げられるほど。
変な声も出てしまうくらい。こうすると言葉にこそ出さないが貴方の愛情が伝わってくる。
こんなに幸せになっていいのかな。と聞くと、決まって貴方はこう答える。「幸せになったらいいやん。なんであかんの?」と。
なんで私なんかと付き合おうと思ったのか聞くと恥ずかしげに答えた。
「俺が守らないとあかんと思ったから。」
貴方に見えないところでちょっと泣いた。嬉しすぎて。
こんな私でも幸せになってもいいんだ。そう初めて思えたのが貴方でした。
今度は貴方が「もう十分」って言いたくなるくらいに幸せにさせてください。
マネージャーだから恋愛なんて、と思いは伝えなかった。
初体験とファーストキスは大学生で。
部活の先輩に弄ばれてファーストキスも処女も奪われた。
初めてできた彼氏ができたのはその後で。
浮気をされ、捨てられた。2週間後には新しい彼女を作っていた。
その次にできた彼氏はとてもいい人で。
でも社会人になり、遠距離になると、彼は浮気をして別の女の子のところへ行った。
その後も散々だった。傷つくたびにどうでもいいと思っていたし、よくある話だろうと思っていた。
よくある価値の薄い大事にされない女の話。
私を必要とする男の人なんて、身体目当てなだけだと思っていたから、男の人との関わり方はとても軽々しくヤレるようなアプリで只々心の隙間を埋めるだけ。
寂しかった。でもどこかで踏ん切りがついて私も彼らのようになってしまった。
一回やったらそれっきり。
付き合えたとしても、心からは信じない。やりたいから付き合うとか言っただけ。
どうせすぐ終わる関係。
「...好き、いやほんとに」
お酒も強いはずなのにあの日の夜だけ、性格だけは昭和の男くさい貴方は、酔った勢いでしか言えないけど、一晩飲んだだけだけど、好きだと言ってくれた。
歳下のはずなのにしっかりしていて、話し上手な上に聞き上手。人見知りだってしない貴方。
あのアプリから出会う男らしからぬ風貌の貴方。
そんなバカな話あるわけがないと思い、冗談でしょと流した。
貴方とは飲んでるだけでも面白かったから飲みの誘いは断らなかった。
そしたら、また告白してしてきてくれた。
...本当は私も気になっていた。
屈託のない笑顔と大きな背中、綺麗な純粋そうな目、話す時はいつも身体ごと私の方を向いていた。
何度目かの健全なだけの飲み会。
私も少し酔った勢いで、実は会った時から気になっている。と伝えた。
瞬間、抱きしめられた。
なんでもっと早く言ってくれなかったのかと耳元でいいながら。
あれから数ヶ月、まだ日は浅いけど毎日涙が出るくらいに幸せにしてもらっている。
私の行きたいところにも連れて行ってくれて、一緒に楽しんでくれ、貴方の趣味が私の趣味になった。
初めて彼氏という特別な関係の男の人の友人や知人に彼女だと紹介された。
お互いの家族にも会うことができた。
貴方は思いっきり抱きしめてくれる。
力いっぱいに抱きしめてくれて、時には持ち上げられるほど。
変な声も出てしまうくらい。こうすると言葉にこそ出さないが貴方の愛情が伝わってくる。
こんなに幸せになっていいのかな。と聞くと、決まって貴方はこう答える。「幸せになったらいいやん。なんであかんの?」と。
なんで私なんかと付き合おうと思ったのか聞くと恥ずかしげに答えた。
「俺が守らないとあかんと思ったから。」
貴方に見えないところでちょっと泣いた。嬉しすぎて。
こんな私でも幸せになってもいいんだ。そう初めて思えたのが貴方でした。
今度は貴方が「もう十分」って言いたくなるくらいに幸せにさせてください。