全部信じた。全部我慢した。でも大好きな君は、知らないやつと一緒に寝てた。
⚠この純猥談は浮気表現を含みます。
運命の人は存在するんだ、なんて思ったのは大学生最後の冬だった。


話が合う。
趣味だって同じ。
体の相性は最高。
自分に甘くて他人にも甘い。性格だって似たもの同士。
お互い、相手が考えることなんて何でも分かるよ、なんて思ってて。

たった数ヶ月しか付き合ってないのに、友達にも「お前らは別れる気がしないわ」とか言われていて、有頂天になっていた。

無邪気な笑顔で愛を伝えてくれる君が大好きで、自慢の恋人だった。
「結婚したいなあ」なんて言うから「まだ早いだろ」なんてからかってたけど、本気で幸せにしたいと思っていた。


大学を卒業して、僕は大学院に進学して、彼女は社会人になった。
彼女の職場は男だらけで、正直とても心配だった。

入社してから彼女は人が変わったように仕事に精を出した。
どうやら同期で尊敬する人間を見つけたらしい。
大学の時はいつも課題を後回しにして、
最後日に「助けてえ」と僕に頼ってきていたのに。


「僕はそいつのことが嫌いだ」

"尊敬する同期"と距離感が近すぎる。
嫉妬ゆえにそんなことを言うと、君は泣きながら言った。
「私もこの会社で頑張りたい。尊敬する人を悪く言わないで欲しい」
君の人生のために、この嫉妬心を噛み殺して応援してあげようと思った。


バイト終わり、カスミソウの花束が売っているのを見つけた。
その日は君の新入社員研修の最終日だった。

「そういえば最近ゆっくり話せてないなあ」

最近の土産話と一緒にサプライズでお祝いしてあげよう。
そんなことを考えながら、花束片手に扉を開けた。


部屋で添い寝をしている二人を見つけた。
相手は尊敬していると言っていた同期だった。

案の定だ。
前々から悪い予感はしてた。
考えないようにしてただけ。

嫉妬を抑えて黙って応援してあげていたのに。
頑張ってる君のために花束まで買ってきたっていうのに。
結婚したいって本気で思っているのに。


そうか、裏切られていたんだ。
気づくのに少しだけ時間がかかった。
それを乗り越えるのにはまだまだ時間がかかりそうだが。

でもね、君のおかげでこれから頑張ろうと決意できたんだ。
君を失う代わりに僕自身の人生に一生懸命でいようと思えたよ。


君は君でその人と幸せになればいい。
僕は僕で幸せに生きようと思うから。

憎しみを込めて。元彼より。
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