「幼馴染だよ?そんなことするわけないじゃん」
私は恋愛が上手くいった試しがない。
大学生中に付き合った彼氏は2年半続いたが、付き合って3ヶ月で私の友達と浮気した。
だから、私も浮気した。そこから何かがおかしくなっていった。
お互い浮気していることを隠さず、公式セフレだと周りから言われる謎な恋愛。
そんな恋愛に嫌気がさして私から振った。
その時には私は誰でも寝れる女になっていた。失うものは何もなかった。
こんな生活でも得はある。
男の人は近寄ってきてくれるし、みんながネタとして笑ってくれる。
でも女としての幸せはどんどん遠ざかっていくのがひしひしとわかった。
そんな中、好きな人ができた。
本気で一緒に居たいと思える人。
でも、ろくな恋愛をしてきてないから、正規ルートで心の距離の詰め方が分からなくなってしまっていた。
そんな中、私の全てを知ってる幼馴染と久々のサシ飲み。
彼は私の恋愛を全て知っている、真面目な人。
何度も拗らせた私の生き方を本気で怒って本気で心配してくれていた。
「今回こそ私は本気なんだ。もう誰とでも寝るなんて辞めた。幸せになりたいから。」
そう彼に伝えたらとても喜んでくれた。
「そろそろ幸せになっていいと思うよ」
その言葉が胸に刺さり、胸を張って前を歩けるような恋愛をしようと改めて思った。
そんな会話をしながら昔話に花が咲き、お酒も進んだ。
私が一人暮らしをしている最寄りで飲んでいたため、彼の終電の時間がどんどん近づいた。
「そろそろ終電でしょ?お会計もらおう」
そう私が言ってもなかなか腰を上げない。
結局幼馴染は終電を逃した。
嫌な予感がした。
「泊まってもいいけど私はすぐ寝るよ」
「ソファあるからそこで寝てね」
信頼してる幼馴染だけど、一応異性。
今までこんなこと言ったことなかったけど、しっかりと線引きをして可能性を潰す努力をした。真面目になると決めたから。
「幼馴染だよ?そんなことするわけないじゃん」彼は笑っていた。
家に着き、私はベッド、彼はソファに座った。
「こっちおいでよ」彼がソファに私を誘導する。
なんでそんなこと言うの?もうこんなことしないって私言ったじゃん。
そんなことをしてる私を、あなたは散々怒ってきてたじゃん。
結局男ってそういう生き物なんだ、と思ったら悲しくなった。
気持ち悪くなった。
適当なことを言って話を逸らす。
やっと諦めてくれたかと思ったその矢先。
彼がベッドに入ってきた。
嫌がる私の体を触り、喘ぎたくもないのにこんな状況でも感じてしまう自分の体に腹が立つ。
必死で辞めて欲しく逃げているのに、その本気が伝わらない。
男の人が怖いと、1番仲の良い幼馴染に思ってしまった。
痛いほどに掴まれている腕をほどき、やっとのところで逃げ切れた。
「私も人を選んでしてるんだよ?適当に数重ねてきたわけじゃない」
「幼馴染だよ?そんなことするわけないじゃん」
彼は、また笑った。
次の日彼が帰ってから、私は生きた心地がしない。
分からないけど涙が止まらない。
それなりに経験があるのに、少しの前戯でこんなにも割り切れず嫌な気持ちになるんだ。
私って純粋な女の子じゃん。
このおかげで、私はどうでもいい人と寝れなくなったよ。
ありがとう。真面目になれそうです。
あなたがずっと言ってくれていたように、幸せになるからね。
あなたとはもう幼馴染に戻れないだろうな。
大学生中に付き合った彼氏は2年半続いたが、付き合って3ヶ月で私の友達と浮気した。
だから、私も浮気した。そこから何かがおかしくなっていった。
お互い浮気していることを隠さず、公式セフレだと周りから言われる謎な恋愛。
そんな恋愛に嫌気がさして私から振った。
その時には私は誰でも寝れる女になっていた。失うものは何もなかった。
こんな生活でも得はある。
男の人は近寄ってきてくれるし、みんながネタとして笑ってくれる。
でも女としての幸せはどんどん遠ざかっていくのがひしひしとわかった。
そんな中、好きな人ができた。
本気で一緒に居たいと思える人。
でも、ろくな恋愛をしてきてないから、正規ルートで心の距離の詰め方が分からなくなってしまっていた。
そんな中、私の全てを知ってる幼馴染と久々のサシ飲み。
彼は私の恋愛を全て知っている、真面目な人。
何度も拗らせた私の生き方を本気で怒って本気で心配してくれていた。
「今回こそ私は本気なんだ。もう誰とでも寝るなんて辞めた。幸せになりたいから。」
そう彼に伝えたらとても喜んでくれた。
「そろそろ幸せになっていいと思うよ」
その言葉が胸に刺さり、胸を張って前を歩けるような恋愛をしようと改めて思った。
そんな会話をしながら昔話に花が咲き、お酒も進んだ。
私が一人暮らしをしている最寄りで飲んでいたため、彼の終電の時間がどんどん近づいた。
「そろそろ終電でしょ?お会計もらおう」
そう私が言ってもなかなか腰を上げない。
結局幼馴染は終電を逃した。
嫌な予感がした。
「泊まってもいいけど私はすぐ寝るよ」
「ソファあるからそこで寝てね」
信頼してる幼馴染だけど、一応異性。
今までこんなこと言ったことなかったけど、しっかりと線引きをして可能性を潰す努力をした。真面目になると決めたから。
「幼馴染だよ?そんなことするわけないじゃん」彼は笑っていた。
家に着き、私はベッド、彼はソファに座った。
「こっちおいでよ」彼がソファに私を誘導する。
なんでそんなこと言うの?もうこんなことしないって私言ったじゃん。
そんなことをしてる私を、あなたは散々怒ってきてたじゃん。
結局男ってそういう生き物なんだ、と思ったら悲しくなった。
気持ち悪くなった。
適当なことを言って話を逸らす。
やっと諦めてくれたかと思ったその矢先。
彼がベッドに入ってきた。
嫌がる私の体を触り、喘ぎたくもないのにこんな状況でも感じてしまう自分の体に腹が立つ。
必死で辞めて欲しく逃げているのに、その本気が伝わらない。
男の人が怖いと、1番仲の良い幼馴染に思ってしまった。
痛いほどに掴まれている腕をほどき、やっとのところで逃げ切れた。
「私も人を選んでしてるんだよ?適当に数重ねてきたわけじゃない」
「幼馴染だよ?そんなことするわけないじゃん」
彼は、また笑った。
次の日彼が帰ってから、私は生きた心地がしない。
分からないけど涙が止まらない。
それなりに経験があるのに、少しの前戯でこんなにも割り切れず嫌な気持ちになるんだ。
私って純粋な女の子じゃん。
このおかげで、私はどうでもいい人と寝れなくなったよ。
ありがとう。真面目になれそうです。
あなたがずっと言ってくれていたように、幸せになるからね。
あなたとはもう幼馴染に戻れないだろうな。