暑中お見舞い申し上げます
貴方へ

暑中お見舞い申し上げます。
最近はいかがお過ごしでしょうか?

私は先日、アフターピルを処方してもらうために、産婦人科へ行ってきました。
貴方と犯したあの日を、なかったことにしようとしています。

学生という身で、貯金もほぼなし、体を売らないと大金を得られないほど社会人としての力がなく、実家でのうのうと生活している私には、まだ赤子を授かるのは早すぎると思うのです。

かと言って私が一人前の社会人だったとて、貴方との関係も、貴方との子を授かることも、誰も許してはくれないのですがね。


先日の1泊2日、とても楽しかったです。

本当に好きな人と交わるって、とっても素敵なことで、とっても魅力的で、心も体も満たされるとはこういう事かと全身で知ることができました。

「僕らの子どもは絶対に顔がいいはずだ」
「2人共まつ毛が長いから、目が綺麗だろうな」
「性格は、どっち似だろうねえ」

貴方が妄想と夢を膨らませながら、冗談交じりに嬉嬉として話す姿が好きです。

その横で寝転び、柔らかく相槌をうつ私の目が笑っていなかったの、気付いてましたか?


楽観的な妄想をする貴方の横で、私はずっとずっと、最悪のパターンしか妄想できませんでした。


「今赤ちゃんできたとしたら中絶するか産むかで、中絶するにしてもお金が必要だから頑張って稼がなきゃいけなくて、そしたら学校はちょっと休まなきゃいけなくて、でもそれは嫌じゃないですか、だからといって産む選択肢を選んで一年弱猶予があったとて、そこに至るまでの自分の体調や活動力を鑑みたら普通にマイナスでしかないし、どうやって生活するんだろう、家族にも内緒にして、どんどん膨れ上がっていくお腹と恐怖に毎日びくつきながら生活するなんて嫌だよ。」


私が抱える不安の底なし沼の、ほんの上辺だけをすくい上げて、やっとの思いで貴方に伝えると

「俺はちゃんと責任持つから」

と真っ直ぐこちらを見て言っていましたね。


どうせ嘘でしょう。

私の知っている男性は、そう言って、いざ本当にそんな状況になったら、諸々をうやむやにして消えていく人ばかりでした。
貴方もどうせ、私から離れるのなんて、目に見えているので、嘘つかなくていいですよ。
私は貴方の本当の思いが知りたいのです。

所詮私が2番手なのは、もう充分すぎるほど理解しています。
2番手なりにぞんざいに扱われるのも慣れっ子です。

だから、と、つらつらと長文を書いている途中に、生理がきたみたいです。
貴方と犯したあの日の名残が、私の中から流れ出てきました。
誕生するかもしれなかった生命の可能性を、人工的に潰しました。
あなたとの未来が想像できなかったので。

ただ、それでも、貴方に会いたいです。
気が向いたら、連絡待っています。


猛暑のおり、どうかお体を大切になさってください。

愛を込めて
私より
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