付き合ってない人とするのは卑しいことでしょ?17歳の私がそう言っている
17歳。彼との出会い。男女の営み。
愛する人に恥ずかしい部分を全部曝け出し、逆に相手のすべてを受け止める最上級に幸せな事柄。

お父さんとお母さんは28歳で結婚したけど、
私はもう運命の人に出逢ってしまった。
この人と永遠に一緒に居るんだ。本気でそう思っていた。

あれから5年、

あんなに嬉しかった彼からの「結婚しよう」の言葉が憂鬱で憂鬱で仕方なくなった。
社会の一員となった私は、自分のお金と時間を手にして、
この世の幸せの全てが「好きな人とずっと一緒にいること」ではないことを知り始めていた。

変わり始めていた私の雰囲気を彼も感じ取っていたのだろう。

因果応報。彼に浮気された。
段々と素っ気なくなり、片付けが苦手な彼の部屋は綺麗に整頓されていたのに長い金髪が落ちていた。
もう少し徹底的に証拠は隠滅して欲しいものだ。

あっけない別れ。永遠は無い。
やっぱり17歳そこらで出逢った人と一生一緒には居られなかった。


それから私は完全に彼への当て付けを始めた。

彼が嫌がるからと避けていたお酒の場に毎週毎週誘参加し、
彼が好きだったストレートヘアをきつめの巻き髪にし、
片耳に一つずつ開けただけで喧嘩になったピアスを数日で何個も増やした。

17歳の時の私が見たらなんて言うだろう。
ぼんやりそんなことを思いながら一緒に飲んでいた男と共にタバコに火をつけた。

それでも、そんな私でも唯一できないこと。
好きでは無い人間と行為をすること。

私の中に残った貞操を大切に抱きしめてあげたい。どうしてもここだけは17歳。


そんな私もまた恋愛ができた。

彼に会えるだけで幸せで連絡の一つ一つでドキドキする懐かしさを存分に噛み締めていた。

2人での美味しい食事を終えた後、遂に彼の一人暮らしの家に誘われた。

彼の家で念入りにシャワーを浴び、
ちゃんと可愛い下着を付けているか、すっぴんはブサイクじゃ無いか何度も確認した。

「そろそろ寝ようか」

と、ベッドに招き入れられ、並んで横になったが、彼は全く手を出して来ない。

彼のモノは大きく膨らんでいるし、誤魔化しながら深く荒めの呼吸をしている。
興奮しているのは確実だ。

まぁそっか。
付き合ってないもんなぁ。私たち。急に冷静になる。

付き合ってない人と行為することは「ワンナイト」とか「セフレ」とか言うんだっけ。
それってとっても卑しいことじゃない??
17歳の私が天井に浮かんで話しかけてきた気がした。

17歳の私の残像を払い、自ら彼に口付ける。

「あ、誰にでもするんでしょ」

彼は怒りも嫌がりもせずそう笑った。
「違うよ。貴方が好きなの。」
世界一信用性の無いベッドの中というシチュエーションで告白した。

「嘘ばっかり。」

また彼は寂しげに私を見つめた。

ほら、17歳の私仕事しなさいよ。

したことあるのは付き合った人とだけ。
本当に好きな人しか受け入れられないの。
浮気とか考えられない。

って彼に言いなさいよ。

どんなに探しても探しても17歳の私は現れない。


今ここにいるのは痛々しくピアスだらけの耳に、
パーマヘアの付き合ってもない男にキスした女。

あぁもう私こういう生き方をしてる女じゃん。失敗したなぁ。
頭の中を後悔が駆け巡った。

「抱いて。私案外上手だよ?笑」

私は私の貞操を奪った。
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