二人で3800円。どんな気持ちで私に全額払わせてたの?
いつもあなたが取ってくれるホテル。
私達は学生同士だし、折半は当たり前だと無意識に思っていた。


偶然だった。
いつも通りホテルにいくと、予約は来ていないと言われた。
いつも取り忘れることがないのに、金曜で混み合っていたせいなのか、原因はわからないけれどあなたはホテルを取り損ねていた。
謝るあなたに、今日のお酒を買っていた私は、
「新しいところ探す?」
と聞いた。
いつも任せきりだしと思って、私も予約サイトを開いた。

驚いた。

そこにある表示の値段は、いつも私が払っていた値段より1000円以上安かった。
私はひとりでホテル代を全て払っていて、さらにそれ以上のお金を彼に支払っていた。

お金が足りなくなったときもあった。
そういう仕事にも何度も登録しようと思った。
部屋にあるほとんどの物を売り続けていた。

曖昧な関係でもない。
周りも両親も認めている恋人同士だ。

嘘だと信じたかった。


次に泊まる時、さりげなく、
「ひとり4000円だっけ?」
と聞いた。
私はすでにサイトを見ていた。その日2人合わせて3800円なのを知っていた。
あなたは言った。

「うん。」

気づいてないんだ。私が気づいていることに。
どんな気持ちで私に全額払わせてたの?

ホテル代は、いつもあなたがカードを切る。
一度、「今日現金ないから私の切っていい?」と聞いたとき、すごくめんどくさがられて断られたのを思い出した。

一気に自信がなくなった。
彼女なのか、カモなのか。

お金を多く払っていたのは正直辛い。

ただ、あなたが私は折半だと思っていることを知りながら、
満額以上を騙して受け取っているのはもっと辛い。

それでも言い出せず、本当のことを怖くて聞けない
自分のことが大嫌いで、もっともっと。
一番辛いの。

本当は別れた方がいいって分かってる。
どういうつもり、舐めんなよとか、言ってやりたい。
けど、そんなこと言えないよ。

この文章をあなたが寝ている横で打っている。
私は今日もホテルにいる。
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