「一生のお願いがあるんだけど連絡先消してほしい。」
つい先程、二年と半年ほど前から関係のある最愛の人とさよならしてきました。
元は学生時代のクラスメイト。そんな私たちは恋人のようなセフレのような、なによりも大切な、友人でした。
彼のことが大好きで大好きで仕方がない気持ちと同時に、煮え切らない彼の態度や、彼の周りにいる可愛い女の子達に嫉妬し苦しみました。
特別かわいくもなく情緒不安定でよく彼を困らせてしまっていた私となぜ時間を共にしてくれるのかまったく理解が出来ませんでした。
酔っ払って電話をかけたり、急に呼び出したり、ホテルで号泣して慰めてもらったり。
それでもそんな私に愛想をつかすことなく、私の行きたいところを伝えると必ず一緒に行ってくれました。
デートやお泊まりに旅行なんかを月に一、二回。毎日朝起きてから夜寝るまで彼のことを考えて、彼の言動に一喜一憂するのが心の底から幸せでした。
ですが、付き合ってくれない彼に対して時々爆発してしまう負の感情に苦しんでるのが現状です。
何度目かの告白をした際の俺以外の人と幸せになって欲しいという彼の無責任な言葉に苦悩しました。
私の事好きなんだったら、あなたが幸せにしてよ。
そう言いたくて、しかし自分に自信がなく、伝えることが出来ませんでした。
他の人からみたら彼はクズかもしれません、あやふやで私のことを都合のいいように扱ってるように見えるかもしれません。
ですが、私が彼にとって1番の理解者で友達でした。
1番近くで見てた彼は純粋に私のことを大切にしてくれていました。
誰がなんと言おうと私はそれが幸せでした。
ですが、私と彼には夢があります。
その夢を私はどうしても叶えたい、自分のことを誇れるような自分になりたい。
そのためにもお互いの時間を無駄にしてしまうような関係を一刻も早く辞めたかったのです。
LINEを消したり、ブロックしたり、今まで何度もしてきましたが、一抹の期待が残っていたことでその関係を完全に断ち切ることが出来ていませんでした。
別れを考えていた矢先に二人で二泊三日の旅行に行く事になりました。
念願のドライブデート。すごくうれしくて旅のしおりまで作ったことを君は笑ってたよね。
私はその旅行でこの関係を最後にしよう、と決意していました。酔っ払った勢いや喧嘩した流れではなく、楽しい時間をふたりで過ごした後なら、自分の思いを伝えきちんとさよならできると、思ったのです。
また絆されてしまうかもしれない楽しくて幸せで別れを告げられないかもしれない。
それでも、自分を出来る限り納得させ一番いい別れになる為に二人の時間を精一杯楽しみました。
君が初めて運転する高速道路、私のナビがへたくそで目的地つくのに時間かかっちゃったね。
山の上の観覧車。少し高所恐怖症な君はすごく怖がってておもしろかったなあ。
子豚のレース。競馬が好きな君はすっごく生き生きしてたね。
旅館の卓球、利き手封印のハンデを貰っても全然勝てなくて悔しかった。
かなり下世話な誕生日プレゼント。うれしかったけど君以外と使いたくないよ。
遊覧船の駐車場。警備員さんに素敵な顔してるねって褒められてたの、ちょっと嫉妬しちゃった。
初めて見たシャチ。すっごいかっこよくて大好きになったね。
二日目の夜。ベッドで沢山泣いちゃってごめん。
「一生のお願いがあるんだけど連絡先消してほしい。」
そう伝えると少し驚いたような、でも納得したような顔で、私とのつながりを全て消してくれました。
強く抱きしめ合いながら、今日が最後ならもっと抱きしめておけばよかったと泣いてくれた君を、私は一生忘れません。
自分なんてただのセフレだからわきまえなきゃと思い続けてたけど君がそんなに愛おしそうに抱きしめてくれるのならもっとうぬぼれておけばよかったとちょっと後悔してるよ。
これから私も彼も夢に向かって生きてゆきます。
いつかお互いの夢がかなって二人の人生がもう一度交差した時の私は、きっと今の私よりもずっとかわいくてずっと幸せになっていると思います。
君が言ってくれたみたいに私は優しくていい女だから。
次は夢の舞台でライバルとして再開できることを心の底から願っています。そのために精一杯頑張るよ。
やっと君の事を心の底から応援できることが私ほんとにうれしいんだ。
絶対負けないから、君も負けないでね。約束。
そうやって別れを告げた最後の日に二人で見た朝焼けは、この世で見たものの中で一番きれいでした。
元は学生時代のクラスメイト。そんな私たちは恋人のようなセフレのような、なによりも大切な、友人でした。
彼のことが大好きで大好きで仕方がない気持ちと同時に、煮え切らない彼の態度や、彼の周りにいる可愛い女の子達に嫉妬し苦しみました。
特別かわいくもなく情緒不安定でよく彼を困らせてしまっていた私となぜ時間を共にしてくれるのかまったく理解が出来ませんでした。
酔っ払って電話をかけたり、急に呼び出したり、ホテルで号泣して慰めてもらったり。
それでもそんな私に愛想をつかすことなく、私の行きたいところを伝えると必ず一緒に行ってくれました。
デートやお泊まりに旅行なんかを月に一、二回。毎日朝起きてから夜寝るまで彼のことを考えて、彼の言動に一喜一憂するのが心の底から幸せでした。
ですが、付き合ってくれない彼に対して時々爆発してしまう負の感情に苦しんでるのが現状です。
何度目かの告白をした際の俺以外の人と幸せになって欲しいという彼の無責任な言葉に苦悩しました。
私の事好きなんだったら、あなたが幸せにしてよ。
そう言いたくて、しかし自分に自信がなく、伝えることが出来ませんでした。
他の人からみたら彼はクズかもしれません、あやふやで私のことを都合のいいように扱ってるように見えるかもしれません。
ですが、私が彼にとって1番の理解者で友達でした。
1番近くで見てた彼は純粋に私のことを大切にしてくれていました。
誰がなんと言おうと私はそれが幸せでした。
ですが、私と彼には夢があります。
その夢を私はどうしても叶えたい、自分のことを誇れるような自分になりたい。
そのためにもお互いの時間を無駄にしてしまうような関係を一刻も早く辞めたかったのです。
LINEを消したり、ブロックしたり、今まで何度もしてきましたが、一抹の期待が残っていたことでその関係を完全に断ち切ることが出来ていませんでした。
別れを考えていた矢先に二人で二泊三日の旅行に行く事になりました。
念願のドライブデート。すごくうれしくて旅のしおりまで作ったことを君は笑ってたよね。
私はその旅行でこの関係を最後にしよう、と決意していました。酔っ払った勢いや喧嘩した流れではなく、楽しい時間をふたりで過ごした後なら、自分の思いを伝えきちんとさよならできると、思ったのです。
また絆されてしまうかもしれない楽しくて幸せで別れを告げられないかもしれない。
それでも、自分を出来る限り納得させ一番いい別れになる為に二人の時間を精一杯楽しみました。
君が初めて運転する高速道路、私のナビがへたくそで目的地つくのに時間かかっちゃったね。
山の上の観覧車。少し高所恐怖症な君はすごく怖がってておもしろかったなあ。
子豚のレース。競馬が好きな君はすっごく生き生きしてたね。
旅館の卓球、利き手封印のハンデを貰っても全然勝てなくて悔しかった。
かなり下世話な誕生日プレゼント。うれしかったけど君以外と使いたくないよ。
遊覧船の駐車場。警備員さんに素敵な顔してるねって褒められてたの、ちょっと嫉妬しちゃった。
初めて見たシャチ。すっごいかっこよくて大好きになったね。
二日目の夜。ベッドで沢山泣いちゃってごめん。
「一生のお願いがあるんだけど連絡先消してほしい。」
そう伝えると少し驚いたような、でも納得したような顔で、私とのつながりを全て消してくれました。
強く抱きしめ合いながら、今日が最後ならもっと抱きしめておけばよかったと泣いてくれた君を、私は一生忘れません。
自分なんてただのセフレだからわきまえなきゃと思い続けてたけど君がそんなに愛おしそうに抱きしめてくれるのならもっとうぬぼれておけばよかったとちょっと後悔してるよ。
これから私も彼も夢に向かって生きてゆきます。
いつかお互いの夢がかなって二人の人生がもう一度交差した時の私は、きっと今の私よりもずっとかわいくてずっと幸せになっていると思います。
君が言ってくれたみたいに私は優しくていい女だから。
次は夢の舞台でライバルとして再開できることを心の底から願っています。そのために精一杯頑張るよ。
やっと君の事を心の底から応援できることが私ほんとにうれしいんだ。
絶対負けないから、君も負けないでね。約束。
そうやって別れを告げた最後の日に二人で見た朝焼けは、この世で見たものの中で一番きれいでした。
