別に可愛くなくてよかった。純粋じゃなくてよかった。僕の隣に居てくれればよかった。
⚠この純猥談は浮気表現を含みます。
「結婚しよ」
そう言ったのは君だった。


彼女と最初に知り合ったのは高校の頃。
いかにも高嶺の花という感じの彼女は、母も顔もスタイルもいい、僕好みの女の子だった。
でもそんな彼女には当たり前のように彼氏がいた。
だからいつも遠くから見ていることしかできなかった。

そんな遠くから眺める生活を始めて約一年半。
2年生に上がった僕たちは、なんの因果かまた同じクラスだった。
インスタはフォローしていたが、お互いさほど干渉することはなかった。

そんなある日。
またその子のインスタを見ていると、衝撃的な事実。
彼女が彼氏と別れたらしい。

僕に衝撃が走る。すぐにDMをする。
この機を逃す訳にはいかない。

その作戦は功を奏して、彼女とLINEをする仲にまでなれた。
といっても毎日喧嘩したり仲直りしたり、今考えるとあまり相性なんて良くなかったかもしれない。
それでも彼女がとても嬉しそうにLINEしてくれることが本当に嬉しくてずっとスマホに齧り付いていた。

僕たちは、学校ではお互い恥ずかしくて話せない変な関係だった。
だからそれを変えたくて彼女をデートに誘った。
もちろんという返事をいただきデートをすることになった。

でもどこかに出かけるというわけでもない。
夜一緒にお散歩するというものだった。それでも僕は幸せだった。
その帰り僕は彼女に告白した。
彼女は半分泣きながら頷いてくれた。

そこからは毎日一緒に帰って一緒に出掛けてずっとずっと一緒にいた。

「結婚しよ。大好きだよ」

そう言って、彼女は甘えてきた。
人生で初めての彼女だった君にそんなこと言われたら、僕はもう彼女のことしか考えられなかった。
そんな日が続くはずだった。


そんな日々もあっという間に過ぎてもう四年。
お互い社会人となっていた。

その日はお家デートの日だった。
ふと彼女がトイレに行った時、スマホを覗く。知らない連絡先からの一通の通知。
そこには、「次はもっと話したいな」の文字。
まぁ彼女は、いかんせんルックスが良い。
そりゃあ男からの連絡なんてないわけではないだろう。
でも、「次」という言葉が引っかかって取れなかった。

彼女が帰ってきた後、聞くべきか聞かないべきかとても悩んだ。
それが顔に出ていたらしい。
彼女は何かを悟ったように、静かに深呼吸してベッドに腰掛ける。

「ほら、おいで」と彼女が腕を広げる。
こんなこと過去にはなかった。
この誘いに乗ったら終わるかもしれない。そう僕の本能が警鐘を鳴らす。

しかし、僕にそれを止めることはできなかった。

「ごめんね、最後にいっぱい愛してあげるね」
あぁ。やっぱり。

慣れた手つきで僕の服を脱がす。
処女って言ってたのに。

「もうこんなに大きくしてるの?」

僕の汚いものを咥える。なんでそんなに慣れた手つきができるの?

「かわいいね。でもごめんね。私そういう女なの」

そう言って僕をベッドの上に押し倒し上に跨る。
彼女が腰を動かす。可愛い声で喘ぐ。
妖艶な彼女の表情は僕の心に焼き付いて離れなかった。


一通り終わって、彼女が僕の上から避ける。
どこから出してきたのかタバコに火をつけ、窓を開ける。

「君の知ってる私は私じゃないの。君に告白されてから変わろうとした。君の隣にいてもいいような可愛くて純粋な女の子になりたかったの」

タバコの煙を僕に向けて吐き出す。

「でも、やっぱり私ダメなんだね」

泣き出す彼女を抱きしめてあげることすら、その頃の僕にはできなかった。

「まだ私が君の思う私でいれているうちに、別れよ」

僕は頷くことしか出来なかった。
そんな素振りなかったじゃなかったじゃないか。
タバコなんて吸ってなかったじゃないか。
他の男なんて興味なかったんじゃなかったのか。
僕にとって君が最初だった。

今日この日までセックスなんてしたこともなかった。
それは彼女が大事で大事で仕方なかったからだ。


あれから3年。彼女とは連絡すら取っていない。
彼女が吸っていたタバコは今僕の右の指に挟まっている。
未だに新しい彼女なんて作る気にもなれない。
君の残穢に一生縋って生きていくのだろう。

別に可愛くなくて良かった。
純粋じゃなくてよかった。
タバコだって吸っていてくれて良かった。
ただ僕の隣で笑っていてくれればよかったのに。

その時それを言えてたなら僕は今も彼女の横に入れたのだろうか。
空に煙が消えて無くなる。
今日もあの日の彼女と生きる。
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