あなたによく似た2人の子どもはちゃんと育てるね。別れてください。
結婚願望がサラサラなかった。
ましてや子どもを欲しいと思ったことがなかった。
そんな中、あなたとデキ婚。
結婚と子ども、二つ同時に手に入れて、
願望がなかったわたしでも本当に幸せだと感じた。
あなたは結婚してからも変わらず料理してくれるし、
お皿洗い、洗濯物などたくさんの家事をしてくれた。
子どもが産まれてから、子育ても二人で楽しんだ。
一ヶ月に一回あるかないかの、あなたの息抜き。
あなたは、朝からワクワクしながら競輪場へ向かっていた。
競輪をするのは結婚前から知っていたし、公営ギャンブルだから悪いことではない。
いろんな趣味の人がいるし、その一環だよね。
お小遣いの範囲ですればいいし。
理性、知性、我慢くらい働くよね。そう思っていた。
結婚して二年経った頃。
なぜかお金のことに関してカリカリするようになったあなた。
不思議だなと思いつつ、私のお給料は貯めていたので、
本当にお金に困ったら貯金使えばいいよね、なんて考えていたけれど。
いよいよおかしいと思った。
借金があるのではと疑い、貴方に聞いてみたら、
「1000万の借金がある」
頭の中が真っ白になった。
借金の理由はキャッシングらしい。
離婚の話になったが、子どもも小さかったからやめた。
貯金500万と義理の両親に400万を借りた。
「残りの100万は反省もこめてあなたがきっちり返しなさい」と怒りながら伝えた。
その後、カード類は解約。銀行口座やお給料は全て私が管理することに。
返済に集中するため、あなたの実家に引っ越して二年間コツコツと返済していた。
借金が発覚した当初は怒り狂っていた私も、だいぶ落ち着いた。あなたが本音を話してくれたから。
やったことは仕方ない。またこれから一から頑張ろう、と意気込み、再びあなたと仲良く過ごしていた。
たまにの休みにランチや買い物に行ったり、ラブホテルに行ったりと、かなり仲の良い夫婦だったと思う。
そのうち自然と、二人目ができた。
つわりのときは、上の子を遊びに連れて行ってくれて、私のことを休ませてくれた。
吐きづわりの中、食べれるものを用意してくれた。
出産後、また目まぐるしく育児をしていたあるとき。
変わらず優しかったあなたが、再びカリカリするようになった。
まさか、と思った。
嫌な予感はあたるものだ。
あなたの財布から出てきた、消費者金融のカード。
おそるおそる、義理の両親の前であなたに尋ねた。
「800万、借金してしまった」
本当に不思議でたまらなかった。
なぜそんなにもお金を使うの?ねえ、何に使うの?
”ギャンブル依存症”。
一回目の借金も、キャッシングではなかったようだ。
私と付き合う前から、あなたはギャンブルにのめりこんでいた。
もう自分ではどうしようもないらしい。
当たったら快感、なんてものではないらしい。
理性、知性、我慢などないらしい。
私に「遊びに連れて行って来る」と言って、子ども二人を連れて競輪場に行ったこともあったそうだ。
もっと映画や漫画でみる依存症は分かりやすいのに、
実際は嘘で固められているから、まったく分からない。
あなたは精神病院に行き、グループワークに行き、治療する日々。
病気だから怒っても仕方ない。
自分ではコントロールできないものだから、誰か周りにいて監視してあげなきゃ。
実際、難しかった。心が壊れそうだった。
普段は優しく、子どもも私も大切にしてくれる。
けれど、ギャンブルをするため嘘をつくあなた。
もうどれが本当のあなたか分からなくなってしまう。
良い面だけ見れたら良いのにな。
恋人同士だったら、悪いところは目を瞑れるのにな。
恋人だったころに気付いてあげれたらよかった。
もっとあなたと向き合って、依存症も治療できたよね。
ごめんね。
これ以上あなたといたら、私も子どもたちも、崩れてしまいそうなの。
あなたの力になれない分、あなたによく似た2人の子どもはちゃんと育てるね。
だから、私と別れてください。
ましてや子どもを欲しいと思ったことがなかった。
そんな中、あなたとデキ婚。
結婚と子ども、二つ同時に手に入れて、
願望がなかったわたしでも本当に幸せだと感じた。
あなたは結婚してからも変わらず料理してくれるし、
お皿洗い、洗濯物などたくさんの家事をしてくれた。
子どもが産まれてから、子育ても二人で楽しんだ。
一ヶ月に一回あるかないかの、あなたの息抜き。
あなたは、朝からワクワクしながら競輪場へ向かっていた。
競輪をするのは結婚前から知っていたし、公営ギャンブルだから悪いことではない。
いろんな趣味の人がいるし、その一環だよね。
お小遣いの範囲ですればいいし。
理性、知性、我慢くらい働くよね。そう思っていた。
結婚して二年経った頃。
なぜかお金のことに関してカリカリするようになったあなた。
不思議だなと思いつつ、私のお給料は貯めていたので、
本当にお金に困ったら貯金使えばいいよね、なんて考えていたけれど。
いよいよおかしいと思った。
借金があるのではと疑い、貴方に聞いてみたら、
「1000万の借金がある」
頭の中が真っ白になった。
借金の理由はキャッシングらしい。
離婚の話になったが、子どもも小さかったからやめた。
貯金500万と義理の両親に400万を借りた。
「残りの100万は反省もこめてあなたがきっちり返しなさい」と怒りながら伝えた。
その後、カード類は解約。銀行口座やお給料は全て私が管理することに。
返済に集中するため、あなたの実家に引っ越して二年間コツコツと返済していた。
借金が発覚した当初は怒り狂っていた私も、だいぶ落ち着いた。あなたが本音を話してくれたから。
やったことは仕方ない。またこれから一から頑張ろう、と意気込み、再びあなたと仲良く過ごしていた。
たまにの休みにランチや買い物に行ったり、ラブホテルに行ったりと、かなり仲の良い夫婦だったと思う。
そのうち自然と、二人目ができた。
つわりのときは、上の子を遊びに連れて行ってくれて、私のことを休ませてくれた。
吐きづわりの中、食べれるものを用意してくれた。
出産後、また目まぐるしく育児をしていたあるとき。
変わらず優しかったあなたが、再びカリカリするようになった。
まさか、と思った。
嫌な予感はあたるものだ。
あなたの財布から出てきた、消費者金融のカード。
おそるおそる、義理の両親の前であなたに尋ねた。
「800万、借金してしまった」
本当に不思議でたまらなかった。
なぜそんなにもお金を使うの?ねえ、何に使うの?
”ギャンブル依存症”。
一回目の借金も、キャッシングではなかったようだ。
私と付き合う前から、あなたはギャンブルにのめりこんでいた。
もう自分ではどうしようもないらしい。
当たったら快感、なんてものではないらしい。
理性、知性、我慢などないらしい。
私に「遊びに連れて行って来る」と言って、子ども二人を連れて競輪場に行ったこともあったそうだ。
もっと映画や漫画でみる依存症は分かりやすいのに、
実際は嘘で固められているから、まったく分からない。
あなたは精神病院に行き、グループワークに行き、治療する日々。
病気だから怒っても仕方ない。
自分ではコントロールできないものだから、誰か周りにいて監視してあげなきゃ。
実際、難しかった。心が壊れそうだった。
普段は優しく、子どもも私も大切にしてくれる。
けれど、ギャンブルをするため嘘をつくあなた。
もうどれが本当のあなたか分からなくなってしまう。
良い面だけ見れたら良いのにな。
恋人同士だったら、悪いところは目を瞑れるのにな。
恋人だったころに気付いてあげれたらよかった。
もっとあなたと向き合って、依存症も治療できたよね。
ごめんね。
これ以上あなたといたら、私も子どもたちも、崩れてしまいそうなの。
あなたの力になれない分、あなたによく似た2人の子どもはちゃんと育てるね。
だから、私と別れてください。