また会いたい。また触れたい。女の子で、友達だけど。
大学生の頃。月曜の前日、日曜の夕方。
友達は、よくわたしの家に課題をやりにやって来た。月曜日の提出課題を見せてもらうためだ。

私は、その子が毎週決まったように家へ来てくれるのが嬉しくて楽しみだった。
何がかは分からないけれど彼女のことが気になっていて、自分の中で、他の女友達よりも優先順位が高いことを感じていた。


そんなある日曜日の夕方。
友達にとってはなんでもないであろう平日の前日。

その日は、いつもはすっぴんでジャージのその子が、なんか違った。
聞くと、彼氏とのデート帰りらしい。
だからなのか、いつもよりも可愛いかった。

薄いメイクの中に一点。赤いリップが唇を鮮やかに輝かしている。
少し胸元が空いた薄手の白シャツ、揺れる淡いブルーのスカート。
それは、だれが見ても可愛らしい今どきの女の子を演出している。

開いた胸元から見える、鎖骨や、胸の谷間。スカートから伸びる白くて細い足はきっと、何度も彼氏という男の心を昂らしたに違いない。

そのとき、私はなぜだか分からないけど、自分の中にその子の彼氏への嫉妬心があることを自覚した。同時に、彼女にも自分自身にもそれを感じさせたくないという思いがあることも感じた。

いつもはかわいい服着てこないくせに。男の前ではかわいこぶって何なの?
そんなことも思ったし、怒りとか嫉妬とかを感じたけど、そんな感情を全て押し殺した。

「今日の服かわいいじゃん。似合ってるよ。」

わたしがさらりとなんの気なしに、答えると、彼女は、はにかんだように笑った。

「GUだし、クソ安いよ。」

バカか。論点はそこじゃないんだよ。
その可愛らしさが、無垢さが、苛立たしかった。

それからは、最近あったこと、彼氏への愚痴、好きなユーチューバーのこと。
課題をしにやって来たはずなのに、馬鹿みたいで生産性のない会話が止まらなくなった。

彼女が手を叩き爆笑する。ちらりとブラの紐が見える。
いつものジャージでは見えなかったはずの胸のなだらかな曲線が、白シャツを押し上げている。
ドキッとする。

気づけば彼女の身体を何度も盗み見ていた。


彼女が言った。

「最近、足のむくみがやばいんだよね。あんた得意って言ってたじゃん。マッサージしてよ。お願い。」

土下座をするようなポーズを取り、彼女がお願いしてきた。私は迷いつつ、承諾した。

ボディークリームを手に垂らし、彼女の足をマッサージする。
足首からから膝下まで、上から下への手順でリンパを流す。

「痛いよ。」

彼女が身をのけぞらせる。
私はわざと、もっと強くする。彼女が「もうやめて」というと、優しくするのを繰り返す。

彼女がのけぞって笑うと、スカートが捲れた。
パンツが見えた。

「お願い、太もものところも太くなっててさ、そこもマッサージして」

私は数秒ほど黙る。それから、笑いながら太もももマッサージも始めた。
もう、スカートは下肢を隠す役割を放棄していた。

「パンツ見えてるよ」というと「女同士だしいいじゃん」と彼女。

私が太ももの付け根をグイッと押すと、彼女がまた身をのけぞらした。
高い声で、笑った。

「くすぐったいよ。」
「やめようか?」

私がいうと、彼女はもっとしてくれと懇願してきた。


彼女が体を揺らす。笑う。白い綺麗な足。もっちりとした柔らかな太もも。
彼女の声、柔らかな身体のパーツ。全てが、私を刺激する。
太ももを真剣にマッサージしていると、胸のふくらみを感じさせる白シャツが視界に入ってきた。

もう、それから目を離すことが出来なくなった。
私が、また彼女の太ももを押すと彼女が動き、服が捲れる。
お腹が見え、へそが見え、くびれが、見える。

なんだか、自分がやばい状況であることを感じた。


マッサージの手を止めた。
洋服をしっかりと着せてあげた。スカートも整えてあげた。

「ごめん。用事思い出した。課題の答え写メ送る。今日は帰って。」

私は、そう言い彼女を追い返した。

追い返した後、やばかったなと思った。
彼女を見たときに感じた自分の中の熱い熱を、昂りを思い返した。自分が自分でも怖くなった。

あのとき私は、彼女の胸を触ってみたいと思っていた。
おへそを、撫でてみたい、鎖骨のくぼみに触れてみたい。
それから。

あのとき、彼女がなすがままで、自分が思う通りに動いていたら、私はどうなっていただろう。自分が怖くなった。
男性が女性に抱くような性的な思いを、彼女に抱いていたのかもしれないと思った。


そのあとから、私は彼女とは距離を置いた。塩対応した。
LINEも、遊ぶ約束も、すべて遠回しに断った。

私には、彼氏がいる。
彼氏のことは大好きだ。
今まで好きだった相手もみんな男だった。

それではわたしが彼女に抱いていた思いはなんだったのだろう。
あのまま、マッサージを続けていたらわたしは彼女になにをしていただろう。

犯罪者みたいなことをしていなかった?
自問自答する。

大学を卒業し就職して2年たった今も、時折生々しい自分の中の彼女への欲望を思い出す。

みんな、同性に対してこんな気持ちを抱いたことはあるのか?
あるとしても、それはこんなに生々しいものなのか?
自分が自分でコントロールがつかなくなったあの時の私は、彼女に恋をしていたのだろうか?

恋してたのかもしれない。
彼氏はいたけれど。

あの子が、好きだった。また、会いたい。また、触れたい。
今でもそう思う。
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